2018年3月15日

食卓の医食同源…カラダに優しい香草とスパイスさまざま

香草スパイスが体によい。よく耳にするフレーズです。

とくに、塩分の多量摂取が問題となり、それに伴って成人病が社会問題となっている昨今では、料理に風味を添える香草スパイスは大変注目を浴びています。

しかし、スーパーに行けば簡単に買うことができる香草スパイスも、使い方効能がわからないというかたも多いことでしょう。

でも、慣れてしまうとスパイスや香草は非常に使いやすい食材です。香草やスパイスをお料理に使うメリットとはなんなのでしょうか。

毎日の食事で病気を予防する「医食同源」

飽食の時代と呼ばれる現代。

私たちの周りには、選択に困るほどの食品があふれています。

しかし、そうした食品を、私たちは健康に食しているのでしょうか。

医食同源」という言葉は、中国の「薬膳」の思想から生まれたといわれています。

疾患を、化学的な薬剤によって集中的に治療するのではなく、普段からバランスの取れた食事をして予防し、ひいては治療をするという考え方です。

この思想は、実は飽食の現代だからこそますます有効なのかもしれません。

東洋に伝統的に伝わる薬草だけではなく、西洋のハーブや香草も立派にこの「医食同源」の範疇に組み込むことができます。

また、栄養価がとくに高い旬の食材を積極的に摂取することも、医食同源の一環といえます。

良薬としての食文化

ショウガ

現在では東洋的な香辛料の代表のように思われているショウガ

インドが原産といわれるショウガは、ヨーロッパには西暦1世紀頃に伝わりました。

東洋でも西洋でも、粉状にして薬草として使われるのが常でした。

中世のヨーロッパには、ショウガを使用したレシピが数え切れないほど存在していますが、17世紀頃からそのブームは下火になっています。

昨今の健康ブームでふたたび脚光を浴びているショウガは、ヨーロッパでは悪阻のひどい妊婦さんが吐き気止めに摂取することで有名。

また、消化促進、関節炎の痛み、コレステロール値を下げるなどの効能があるといわれています。

ウコン

英名を「ターメリック」と呼ばれるウコンは、インドが原産の植物です。

その黄金色が和名「ウコン」の由来となっていますが、ヨーロッパでは「インドのサフラン」と呼ばれています。

日本では、土のようなアロマの香りがカレーによく使用されています。

ジャガイモやニンニク、鶏肉と相性がよいウコンは、簡単に使用できるスパイスのひとつです。

ウコンには、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。

また、2日酔いによく効くことで知られています。

クローブ

和名を「丁字」というクローブは、中国では2200年も前から生薬として使用されていました。

西洋では、干したクローブが十字架の形をしていることからキリスト教会の世界でも珍重されていました。

クローブも抗酸化作用が強いスパイスで、その威力はなんとリンゴの80倍ともいわれています。

クローブは料理にもお菓子にもよく使われるほか、ヨーロッパの冬の風物詩「グリューワイン」にも欠かせません。

ジビエなどの肉料理、スープ、またはチーズの熟成にも使用されます。

また、オレンジと組み合わせると「樟脳」の役割を果たすといわれていて、オレンジとクローブのエッセンスがクローゼットに置かれていることもあります。

最後に

私たちの周りにあふれる化学調味料をたまには封印して、自然の恵みである香草やスパイスで食材本来の味を楽しんでみる、これは野菜がおいしくなる春には絶好の機会です。

独特の香りやアロマは、慣れるまで鼻につくという人もいるかもしれません。

しかし、慣れてしまうと嗅覚でお料理を楽しむことができます。

( 文章・ライティング:cucciola )

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